Q18.人院するとき、個室と大部屋ではどちらがよいのですか。

A18.

 個室、大部屋ともに利点と欠点があります。また、その病院によって連いがあるため一概にどちらがよいとはいえません。プライバシーと自由が保たれるという点では個室のほうが有利ですが、当然、乳児医療、育成医療では、特別な場合を除いてこの分の費用は補助されません。入院一日につき何干円とが、場合によっては何万日も自己負担することになります。
 大部屋の利点としては、患者さんやお母さん同士の交流がしやすいという点があります。
 入院しますと、通常は診察、検査などのために、手術までに三〜四日の余裕があります。そうすると、わが子の手術の前に同じ部屋の手術を受けた他の赤ちゃん達の状態をみたり聞いたりできるわけですが、これは家族、特にお母さんにとっては大変参考になるようです。また、二週間前後の入院期間中に同じ病気の子供さんをもつお母さんといろいろ話し合い、退院後も連絡をとり合ったりしている方もいらっしゃいます。また、すこし大さい患者の場合には、子供同士が友達になり交流をしたり、定期検診の日を合わせて病院で再会するといった風景もみられます。このような点からは大部屋が有利だといえます。