Q48.矯正歯科治療iこも育成医療制度や健康保険の制度は通用されるのですか。

A48.

 矯正歯科治療は、かつてはすべて自由診療で、相当高額な治療費が必要で、患者さんや家族の大きな負担になっていました。しかし、口唇、口蓋裂児の親の会の人々や、これに協力する多くの人々の努力により、10年ほど前がら、矯正歯科治療の保険通用、育成医療の週用が認められるようになりました。
 ですから、保険医の登録をしている矯正歯科医では、保険による矯正歯科治療を受けられます。この場含、自己負担は他の病気と同じです。さらに、その施設が育成医療(18歳以上では更生医療)の認可を受けていれば、この自己負担分についても地方自治体が補助してくれます。この補助については、たとえば名吉屋市や愛知県では保護者、または本人の所得に関係なくほぼ全額補助されますが、所得制限をしている地方自治体(岐阜、三重、静岡など)も多く、地域により異なりますので、詳細については所轄の官庁に間い含わせをする必要があります。
 いずれにせよ、矯正歯料治療に関しては、治療に入る前に自由診療なのか保険診療なのか、育成医療の制度が受けられるのかなどを確認しておかなければなりません。また、手術をした施設から、手術の内容などを記入した紹介状を書いてもゝらうとよいでしょう。