Q51.口唇、口蓋裂の子供は下顎前突(うけ口)になりやすいのですか。

A51.

 口唇、口蓋裂がある子供さんの場含、待に下顎の発育に過成長はみられません。しかし、上顎は本来の成長の遅れと手術の影響とが重複して劣成長を生じることが多いので、相対的に下顎が出た感じになり、うけ口になる場含があります。ですから、定期的に顎の印象(かた)やレントゲン写真をとったりして顎骨の発育状態をチェックし、最もよい時期を選んで矯正歯料治療を開始することになります。
このような治療を行ってもうけ口が残る場含は、顎の成長が完了する時期まで待って、上顎、下顎を切る手術によって咬合を改善することになります。